インデックスファンドは、いつも「平均以上」にいる
私が投資信託を買おうと思った頃には、すでにインデックスファンドが主流になっていた。だが、かつてはアクティブファンドが市場の大半を占めていた時代があったという。その頃のインデックスファンドは、今よりもずっと優秀だったのではないかと思う。トップではないにせよ、かなり上位にランクインしていたはずだ。
なぜか。仮に、株式市場に参加しているのがアクティブファンドだけだったとすると、それらの平均がインデックスになる。つまり、すべてのアクティブファンドがインデックスを上回ることは、構造的にあり得ない。さらに、アクティブファンドは信託報酬が高い分だけパフォーマンスが下がる傾向がある。結果として、インデックスファンドは「平均以上」に位置することになる。
このような理由から、アクティブファンドが全盛だった時代においても、インデックスファンドはかなり良い成績を残していた。私は、今後も同じような現象が起こるのではないかと予想している。
現在、AIを活用した投資が注目を集めている。インデックスを安定的に上回るファンドも登場しており、私自身も一部を投資している。現時点では好成績を収めているため、今後さらに資金が集まり、AI投資が市場の主流になる可能性は高い。
しかし、もし市場のほとんどがAI投資によって構成されるようになれば、その平均がインデックスになる。つまり、AI投資が「平均」になった瞬間、インデックスファンドが再び「平均以上」の存在として注目されることになる。
こうした流れを考えると、今はAI投資に資金を投じているが、いずれどこかのタイミングでインデックスファンドへと切り替える時が来るのだろう。それがいつなのかは分からない。ただ、直感的には、それほど遠くない未来のような気がしている。