投稿

ラベル(相場)が付いた投稿を表示しています

相場と自転車

 相場で生きるのと自転車に乗るのは似ていると以前に言われたことがある。 自転車には車輪が2つしかないのに倒れない。その理由は、確か高校の物理で習ったように思う。前輪のフォークが斜めになっていることで、倒れそうになってももとに戻す力が働く。 右に傾いたときには、ハンドルには右回転に力が働くから、それに逆らわなければ倒れないようにできてる。だから、傾いた方向にハンドルを切ることができれば良い。 などと理論的なことを学ぶのは、たいていは自転車に乗れるようになってからだ。「傾いた方向にハンドルを切れば良い」と教わってからじてんしゃに乗れるようになった人はおそらくいないだろう。 相場も同じ。こうすれば勝てるという理論は色々あるが、その理論を学んだからと言ってその通りにできるわけではない。 子供の頃に、何度もコケて小さいケガをしながら自転車に乗れるようになったのと同じで、相場でも何度も失敗して勝てるようになる。 ただし、一度の失敗ですべての資金を失ってしまわないような工夫は必要だ。小さな失敗を何度もしながら相場を続けられるというのが理想だ。そのうち失敗は減ってくる。 工夫とは、例えば、レバレッジをかけるのならロスカットルールを徹底すること。具体的には、投資金額の5%を失った時点で一旦ポジションはすべて手仕舞うようにしておけば、大損はしない。 人間は神様ではないのだから未来を知ることはできない。予想は外れるものだという前提で予想くらいでちょうど良い。予想が外れても相場に居続けることができるような戦略を考えることが必要だ。

相場は需給で決まる

相場は需給で動くというのは、これは間違いはない。受給とは、需要と供給のこと。経済学で最初に習うやつだ。 上昇しそうになく、経営も安定していなくて配当金もなく、どう考えても魅力のない銘柄であっても、それでも欲しいと思う人がたくさんいて、買い注文が集まってくれば、株価は上がる。それが一時的であるかもしれないが、他にどんな条件があったとしても、買う力が強ければ上がるし、売る力が強ければ下がる。これが相場だ。 分析というのは、多くの人が買いたがるのか、それとも売りたがるのかを判断するのだから、ある意味では相場参加者の心を読むのが相場だと言っても良い。一般的な分析方法を学ぶ理由はここにある。 仮に多くの市場参加者が使っている指標があったとして、その指標が買いサインを出したとしよう。すぐに上がるわけではないだろうが、そのサインを見て買い注文が集まってくれば、そのうち上がり始めるだろう。買いサインが出て上がったのだから、その指標の信頼性は高まる。そしてその指標を使う人が増えてくれば、指標を見て取引する人も増えるのだから、指標のサイン通りに相場が動きやすくなる。そうやって信頼性は増していく。 多くの人が使うものは、一応は学んでおいたほうが良い。か、それを信じすぎるのは良くない。「こんな方法で分析する人がいるんだなぁ」という具合に、俯瞰して学ぶべきだろう。信じすぎるとバブルに巻き込まれる可能性が高まる。

地震が起こって円高か

東日本大震災が起こったとき、円高がひどかった。日本の経済が悪化すると予想すれば円の価値が下がりそうなものたが、上がったのは、相場が需給で動くからだ。 保険会社は相場のメジャープレーヤーだ。保険会社は国内外で資産運用をしているわけだが、災害が起これば保険金の支払いが必要となる。海外で運用している株式や債券を売却し、それを日本円に換金して保険金の支払いに備える。そのため、日本円が買われて円高になる。 このように考えるのは妥当だ。 この考え方が正当性を持つのなら、円を買うべきであって、為替トレーダーなら円買いのポジションを持つのは当然だろう。こうやって円の買いが膨らんでいく。 実際に保険会社が円を買ったのかどうかが問題なのではない。相場参加者が円高になると予想するから円高になるという特徴が相場にはある。そして、一度トレンドが発生すると、参加者の多くがトレンドに追随するから、トレンドが強くなる。これも相場の特徴だ。