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AIにすべてを任せる投資──ROBOPROに感じた可能性

これまで、アクティブファンドには投資してこなかった。理由は明確である。信託報酬が高いにもかかわらず、インデックスファンドを上回る成績を出すファンドが少ないからだ。優れたアクティブファンドも存在するのだろうが、個人投資家である自分には、それを見極める術がない。結果として、アクティブファンドは長らく敬遠してきた。 しかし最近、ROBOPROというアクティブファンドに少額ながら投資を始めた。これまでの考えを覆してまで投資した理由は、ROBOPROの運用スタイルに強く惹かれたからである。 ROBOPROの特徴──完全AI運用 ROBOPROの最大の特徴は、資産配分の判断をすべてAIが行う点にある。AIを活用するファンドは他にも存在するが、多くはファンドマネージャーがAIの助言を参考にしながら運用している。つまり、最終的な判断には人間の感情やバイアスが入り込む余地がある。 一方、ROBOPROは人間の判断を一切介さず、AIがすべての運用指図を行う。完全にAI任せである。これは、投資の世界において極めてユニークかつ革新的なアプローチだと感じた。 トランプショックとROBOPROの冷静な対応 投資を始めて間もなく、いわゆる「トランプショック」と呼ばれる関税問題が発生した。市場は大きく動揺し、いくつかのアクティブファンドは株価の下落に耐えきれず、損切りを選択した。人間が判断する以上、未知の状況に恐怖を感じてしまうのは当然のことだ。 そのような中、ROBOPROはむしろ積極的に株式に投資していた。正直なところ、自分はその動きを見て不安を感じていた。しかし結果的に、株価は回復し、ROBOPROは非常に高いパフォーマンスを記録した。 恐れずに割安な株式を買えたのは、感情に左右されないAIだからこそである。この冷静さと合理性には、深く感銘を受けた。そして、さらに資金を追加することにした。 人間の投資家は、もう必要ないのか? ROBOPROの運用を見ていると、AIの優秀さを実感せざるを得ない。もしかすると、これからの相場はAIが主役となり、人間の投資家が稼げる余地はますます狭まっていくのかもしれない。 もちろん、AIにも限界はある。しかし少なくとも、「恐れずに合理的な判断を下す」という点において、AIは人間を凌駕しているように思える。 今後もROBOPROの動向を注視しながら、AI投資の可能...

米国以外の先進国

 米国市場が荒れてきた。昨年は米国株式のパフォーマンスがとても良かったが、トランプさんが大統領になってから 米国の先行きがよくわからなくなってきた。こういう時には一旦リスクを減らしたポジションに戻すべきだろうか、 などと考えながら投資信託を見ていたら良いものを見つけた。 「SBI・V・先進国株式(除く米国)インデックス・ファンド」だ。 オルカンとS&P500は多くの人が認知してきたことで、運用会社も増え 信託報酬はとても低くなってきた。が、米国に資産が集中しすぎているというリスクがある。おかげで 昨年はとても良いパフォーマンスを得られたのだが、もしも 米国に何かあった時のことを考えると、 リスクが大きすぎるのではないかと常々心配をしていた。 この投資信託は、米国以外の先進国に分散投資をするのだから、米国に資産が集中しているポジションのリスク分散としては非常に効果的だと思う。日本の割合がやや大きいのは気にならないでもないが、まあ、この際細かいことはいいか。日本も除いてほしかったのだが、米国と日本を除く という インデックスが世界的に需要があるかといえばそんなことはないだろうから。 総経費率が0.23%とそこそこ安いのでとりあえず買ってみることにした。 最近、SBIアセットマネジメントの投資信託が充実しているように思う。なので、SBIホールディングスの株はしばらく持ち続けることにしよう。

MSCIオールカントリーインデックスかFTSEグローバルキャップインデックスか

 全世界に分散投資のできるインデックスファンドは、それぞれインデックスを採用しているわけだが、そのインデックスとしてMSCIオールカントリーインデックスを採用したものが良いのか、FTSEグローバルキャップインデックスを採用したものが良いのか、どちらが良いかと、ネットのいろいろなところに書かれている。 比較することでそれぞれの特徴がよく分かるだろうから議論してみるのは良いとは思うが、比較した上でどちらか一方だけを買わなければならないと決める必要はない。 購入単位が数百万円とか数千万円とか、金額が大きすぎると、どちらか一方に決めなければならないかもしれないが、千円くらいでも買える時代なのだから、両方買えば良い。 両方買うメリットはいくつかある。 まず、運用会社を分散できる。運用会社に何か問題があって被害を被る可能性がないわけではない。例えば運用会社が破綻した場合はどうだろうか?資産は守られる制度になってはいるが、色々面倒くさそうだ。そこまで行かなくても、運用会社のちょっとしたヘマに巻き込まれて、売りたい時に売れないかもしれないことがあるかも、などと考えると、分散しておくメリットはそこそこある。 どちらの指数も全世界に分散するわけだから、組み入れられている銘柄の共通部分は大きく、値動きも大して変わらないが、全く同じではない。MSCIには採用されているが、FTSEには採用されていない国や銘柄はある。ごく僅かだが、分散効果はないわけではない。 両方買うデメリットはというと、管理が面倒くさくなるということくらいか。 NISAの成長投資枠はすべて使い切ったので、積立投資枠で両方買ってみることにしようかと。相場は下げてきているから、タイミングとしてはちょうど良い。

「高う買うて安う売る」は逆張り

 話し始めると長くなるので結論だけを書いておくと、おやさまの仰る「高う買うて安う売る」は逆張りだ。つまり、下げているときに買って上げているときに売ることを基本方針としている。 逆張りは非常にリスクが高い。私の知る限り、トレーディングで稼ぐのならトレンドフォローが最も安全だ。が、逆張りをしようと決めたのなら、リスクを抑えていく必要がある。そのために基本的な方針として常に頭に入れていることがある。 まず、信用取引やレバレッジをかけた取引は必要な時以外はしない。例えば、売らなければならないときに、現物では取引が成立しないようなときに、信用で売るといった方法はあり得るが、保有していない銘柄を空売りするというような取引はすべきでないと考えている。 次に、できるだけ銘柄分散を心掛けている。業種や国を分散することでリスクはかなり抑えられる。日本国内への投資はコスト面で優れているが、国内だけではなく海外のできるだけ多くの地域に分散するように心がけている。 時間分散も大事だ。一度に買うのではなく、何度かに分けて買う。ドルコスト平均法は基本中の基本。 ほかにもいろいろと心掛けていることはあるが、この三つは投資を始めたときからずっと頭に入れている。おかげで相場が大きく変動するようなことがあっても大怪我にはならない。 これを実践するために便利なツールがETFだ。実際に分散をしようとしたとしても、個別銘柄で分散していくには資金がかなり必要となってくる。ひとまず東証に上場しているETFなら、数万円くらいから投資できるので便利だ。東証ETFだけで不十分なら米国ETF、あるいは投資信託を活用していくと良い。

投資信託の安全性

怪しいファンドはいつの時代でもあるように思う。多分詐欺だろうなと思うものは、しばらくしてからニュースになる。ある友人が、農作物に投資するファンドの勧誘を受けたそうだ。最小金額があまり高くなかったから、ダメ元でやってみようかと思っていたら、そのファンドが破綻したことをニュースで知ったとか。 最初から騙すつもりのファンドもあるだろうが、運用がうまくいかなくなって破綻するものもあるだろうから、破綻したファンドがすべて悪質だとも言えない。投資にはリスクがつきものだから仕方ない。 悪質なものの仕組みは難しくない。例えば1口10万円に設定する。利回りは12%にしておこう。1口買えば、毎月1,000円もらえる。 募集してお客さんからお金を集めたら、集めたお金の中から分配金支払っていく。しばらくそれを続けていれば信用を得られるだろう。最初は10万円しか投資していなかったお客さんが、もしかしたら1,000万円くらい投資しえくれるかもしれない。 毎月分配金は払っていかなければならないから資産は減っていくが、ゼロになる前に新たに募集してお金を集める。それが可能な限り続けていくことができる。もちろん永遠に続けられるわけではなくて、資金が回らなくなると破綻ということになる。 預かったお金を運用などしなくて良い。ずさんな会計で使途不明金が増えると破綻が早くなるだけのこと。農作物、不動産、医療機器など、もっともらしい理由をつけてお金を集めさえすれば良いわけだ。 投資したファンドが怪しいものだったらどうしようか。預けたお金が運用されずに、いつの間にかなくなっていたらどうしようか。投資信託はその心配がない。ルールがかなり厳しく定められているから、まず大丈夫だろう。 投資信託に関わる会社は販売会社、運用会社、信託銀行の3つ。普通は証券会社や銀行に口座を開設して投資信託を買うことになるが、この証券会社や銀行が販売会社だ。預けた資金をどうやって運用するのかを決めるのが運用会社だ。うまく増やしてくれるかどうかは、運用会社次第とも言える。実際に資産を保管しているのが信託銀行だ。 こんな仕組みになっているから、例えば証券会社が倒産しても、自分の資産がなくなるわけではない。あくまでも販売の窓口に過ぎないのだから。 運用会社は運用指図をする会社だから、ここに自分の資産があるわけではない。もしもここが倒産したとしても...

長期保有するならETFか

 長期保有するならETF、比較的短期の取引をするなら投資信託、こんなふうに言われたことがあった。ずいぶん昔の話だ。 ETFは売買に手数料がかかる代わりに信託報酬が安く、投資信託は売買に手数料がかからないものは多いがら信託報酬は高い。だから、長期で保有するならETF、そうでないなら投資信託と使い分けることでコストを抑えられる。 こんなことが昔は当たり前に言われていたように思う。 今は、証券会社を選べば、少額ならETFでも売買手数料がかからないし、投資信託の信託報酬も安いものがたくさんある。今のところ私はETFを使っているが、将来は分からない。投資信託のほうがあっとうてきにコストを抑えられる、そんな時代が来るかもしれない。 最近では海外市場に上昇しているETFであっても、買付手数料が無料の証券会社もある。ネット証券の広告はたまに目を通しておいたほうが良いか。時代遅れの年寄にならないために。