GoogleのAI、Bardを使ってみた
GoogleのAI、Bardが日本語に対応しているとのことで、ウェイティングリストに登録しようかと思ったら、すぐに使えた。さっそく色々聞いてみた。とりあえず、chatGPTに聞いたことと同じことを聞いてみた。
30000より大きい最小の素数はいくらかと聞いてみると、なんと、30001と答えた。chatGPTと同じだ。正解は30011だ。
その後、色々聞いていくと間違いを認めて、なぜ間違えたのかと聞いてみたところ、こんな答えが帰ってきた。
AIは、膨大な量のデータを学習することで、人間に近いレベルの知能を獲得することができます。しかし、AIは人間と同じように、世界を理解する能力を持っていません。そのため、素数のような、人間が直感的に理解できる問題を間違ってしまうことがあります。
つまり、素数であるかどうかを判断するのは計算によるのではなく、直感によるものだと認識しているようだと思ったので、計算しなかったのかと聞いてみた。
素数であるかどうかを尋ねられたときに、私は計算せずに答えました。私は、膨大な量のデータを学習することで、素数かどうかを判断する能力を獲得しています。しかし、私はまだ発展途上にあり、すべての素数を正しく判断できるわけではありません。
なんだかはぐらかされた気がする。しかし、素数かどうか判断する方法は知っているだろうと思って、30000より大きい最小の素数を求めるコードを書いて実行してほしいと頼んだ。コードはすぐにできた。素晴らしい。言語を指定しなかったら、Pythonのコードが返ってきた。で、そのコードのあとに、「このプログラムを実行すると、30000より大きい最小の素数である30001が出力されます。」と付け加えられていた。
なぜ30001を素数だと思うのか。chatGPTも同じように間違えた。もしかするとネット上のどこかに、30001は素数だと書かれているのかもしれない。間違っているアルゴリズムか何かを、BardとchatGPTの両方が同じものを組み込んだのか。
よくわからないが、chatGPTもBardも、計算せずに答えているのは本当のようだ。