カバードコールを買ってみる
相場は気持ちよく上昇を続けているので、少しずつ利食いしながら次のことを考えていくとする。まだしばらく必要はなさそうだが、カバードコールを検討している。 グローバルXが日経平均とS&P500、NASDAQ100のカバードコール指数をトラックするETFを東証に上場させている。
カバードコール戦略は長期投資に向いていると思うが、自分で組成するのは大変だ。自分でするには、日経平均先物を買ってコープオプションを売るという操作を、SQのたびにしなければならないので、とても面倒だし、1単位当たりの投資額が大きすぎる。少し前に、日経平均のカバードコールをトラックするETFがあったが、いつの間にか姿を消していた。
最近、グローバルXが上場させていることを知った。ありがとう、グローバルX。
そのカバードコール戦略だが、これはコールオプションの売りを絡めた取引だ。日経平均カバードコールの場合、日経平均を買って、その価格のコールオプションを売る。 株価が上昇した場合、日経平均は利益を上げるが、コールオプションの売りによって損失が発生する。上昇するのが分かっていれば、コールオプションを売らない方が良いのは当然である。だから株価が上昇したときには、カバードコール戦略のパフォーマンスは悪くなる。
株価が下落するか変わらない場合、SQにはコープオプションの価格がゼロになるので、売った価格の分だけプラスになる。 つまり、上がるときには損で、下げたときか保ち合いのときには、日経平均よりパフォーマンスは良くなる。
そういうわけだから、天井圏に来たかなと思ったあたりで買うのがベストだ。
とかいいながら、とりあえず最小単位だけ買ってみることにした。買わずにシミュレーションするのは良いことだが、身銭を切らなきゃわからないこともある。