自律反発とは

 自律反発とは、相場が急速に下落した後に警戒心から一時的に戻る現象だ。地面に落ちたゴムボールが自身の弾力で跳ね返るように、株価も急落後に反発することがある。

自律反発にはいくつかの原因が考えられる。まず、相場が下げすぎたという認識に対する買い注文が挙げられる。下落が続くと、一部の投資家は株価を安く感じ、買い注文を入れることで一時的な反発が生じる。

空売りの買い戻しも原因として考えられる。高値で空売りをしていた投資家が、利益確定のために買い戻し注文を入れることで、一時的な上昇が生じることがある。

知っておくべきことは、自律反発は一時的な現象であり、大きなトレンド転換を示すものではないということ。自律反発は主にテクニカルな要素によって生じるものであり、ファンダメンタルズの改善によるものではない。

下降トレンドが続いている場合には、一時的な上昇に惑わされないように注意が必要だ。上昇が一時的な反発に過ぎず、その後再び下落する可能性もあるため、慎重な判断が求められる。


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