積立投資枠でバランス型ファンド
バランス型の投資信託を使うという発想は今までなかった。というのも、かつては信託報酬が高かったし、別にバランス型を利用しなくても、株式ファンドと債券ファンドを組み合わせれば自分で組成できるのだから、使う必要はないと思っていた。もし使うことがあるとすれば、定期的にポートフォリオをチェックすることが難しくなるくらい他の仕事が忙しくなってきたときだろう。
こんなふうに思っていたのだが、最近、使い方がわかってきた。NISAの積立投資枠だ。NISAの積立投資枠は、基本的には株式を買うためのもので、株式が組み込まれていないものは対象とならない。だから、債券を積立投資枠で買おうと思えば、株式がある程度含まれているファンドを選ばなければならないのだが、それがバランス型ファンドだ。
NISAの積立投資枠で非課税になるのはとてもありがたいが、かといって100%株式にするのは少しリスクが高すぎる。税制面のメリットを生かして債券に投資できないものかと思って探してみたところ、バランス型ファンドに行きついた。
例えば、松井証券の投信アプリなら、積立投資枠に対応したものの中で、リスクメジャーが1、すなわち最もリスクの小さいものを検索すれば、債券の割合がかなり高いものが見つかる。
どこかから、国内株式1%国内債券99%みたいなファンドが発売されないものかと。