逸話篇四八 待ってた、待ってた
待ってた、待ってた。五代前に命のすたるところを救けてくれた叔母やで。
上田ナライトさんが初めておやさまにお会いしたとき、おやさまが仰った言葉だ。確か山中忠七先生も同じようなことを仰ったことがある。親戚は親戚に生まれ変わるものだと思っていたが、そうでもないようだ。五回も生まれ変わってから近くに生まれてくるのだから。
自分の周りにいる人は、ずっと昔にお世話になった人なのかもしれない。とにかく身近な人を大切にして生きていく事が大事だ。などと私が言うほどのことでもないが。