私は宗教二世だが
私は宗教二世だ。もう5代目になる。自分で考え信仰をしているつもりだが、小さい時に大人から教えられたことは、何も考えずに信じているかもしれない。自分では当たり前だと思っていることが、本当に正しいのかどうか、常々考えなければならない。まあ、信仰初代であろうが何代目であろうが同じことなのだが。
例えば、月次祭に行かなかったら悪いことが起こる、などと言われたことがある。本当か?
そりゃ、「毎月月次祭に参拝させてもらいます」と神様と約束したのなら、その約束を破る訳にはいかないだろうけど、月次祭に行かないだけで悪いことが起こるのなら、世界中のほとんどの人は悪いことばかり起こるだろう。そんなことはない。人によって違うとしか言いようがない。
「お尽くしをしなかったら…」も同じ。お尽くしをすることでたすけられたと言うひともいるから正しくないとは言わないが、全ての人がお尽くしでたすかるわけでもないだろうし、お尽くしをしなくてたすかった人もいるのだが、これも人それぞれ。
「理の親の言うことを聞かなかったら…」も同じ。「理の親から言われたことはすべてハイと答えます」などと神様と約束したのなら、神様は理の親の口を通していろいろ教えてくれるかもしれない。が、それも人それぞれ。
幸いなことに、昔の先生方はいろいろなことを記録して残してくれているし、原典もある。人に言われたことが本当なのかどうか、ある程度は確認ができる。
おやさまならどう仰るのだろうかと常に考えていらば、宗教二世という問題は起こらないように思う。