魚は頭から腐るそうだ
「魚は頭から腐る」とよく聞く。組織は上層部から腐敗してゆく。誰が悪いというのではなく、人間がたくさん集まって組織を作れば、腐敗していくのが普通だ。だから、特に上層部にいる人間は特に気をつけなければならない。おさしづに、
細い道は通りよい、往還は通り難くい。
とある。苦労しなくて進行の形を作れる環境にいると、その環境に安住しがちだ。それが因縁を呼び覚まし、癖性分として現れるから、腐敗につながる。
細道は気をつけて通る。形式的な信仰ができない環境にいると、心を改めることに注力するしかない。そういう意味では、形の信仰をしにくい状況のほうが心の信仰はしやすいのかもしれない。
だからといって、ある程度は出来上がっている組織をすべて潰すわけにも行かない。とにかく腐敗しないように気をつけるべきだろう。
腐敗するのは人が悪いからではない。善良な人ばかりが集まっても組織が大きくなれば上から腐敗が広がっていく。だから、腐敗しているからと言って誰かを責めるべきではない。それぞれが腐敗しないように意識してく以外に腐敗を防ぐ方法はなさそうだ。
上層部の不祥事が漏れ聞こえてくるのは、腐敗が進んでいることを意味しているんだろうとは思う。見るも因縁。我々も気をつけなければ。
関係ない話だが、「魚は頭から腐る」というけれども、本当は腹から腐るはず。