うをとみ

 夫婦が陽気ぐらしの基本などと言われることがある。親神様が人間創造を思いつかれたときに、最初に夫婦の雛形としてうをとみとをお引き寄せくださったと元の理にあるからだろう。

うをしゃちを仕込んで月様がお入り込みになる。

かめを仕込んで日様がお入り込みになる。


こうして夫婦の雛形が定まる。男雛形と女雛形は、違うものに違う道具を仕込み、違う神様が入り込まれてできたものであるから、全く違うのである。

しゃちは勢いが強いとか、かめはじっと耐えるとか、そういった細かいことを考えるのも面白いが、最も大事なことは、「違う」ことだと、私は思う。まったく違う二つから世界が始まったのである。

同じようなもの同士であれば分かり合うことは難しくないだろうからうまくいきそうなものだ。しかし、おそらく神様の仰る陽気ぐらしはそうではない。

考え方の違う者同士がお高いを理解しようと努力し、歩み寄っていくことこそを神様は望んでおられるように思う。

異なる考え方をもつ者を排除するという考え方では、いつまでたっても陽気ぐらし世界は実現しないように思う。


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