道皆ちゃんと決まりてある
明治二十年八月二十三日のおさしづに、
逆に、道はきちんと決まっていると仰るのだから、順序どおりにきちんと歩んでいれば良いのである。
立毛の育つも、この世始めも同じ事、無い人間を拵えて、初めより、ものが言えたやない。一年経てば一つ分かる。又一つ分かれば、又一つ分かるように成って、もの言うように成りたも同じ事。順序事情の道を伝うて、何事も一つ/\分かる。道を伝うて、何事も一つ/\分かる。道皆ちゃんと決まりてあるのや程に。何事もすぐにできるようになるのではなくて、一つ一つ分かっていくものである。「立毛の育つ」とは、つまり農作物が育つということだ。作物が育つには時間がかかる。人間がどれだけ世話をしたからといって、今日種を撒いて明日収穫するということはできない。何をやっても時間はかかるものである。だから焦っても仕方がない。
逆に、道はきちんと決まっていると仰るのだから、順序どおりにきちんと歩んでいれば良いのである。