「高う買うて安う売る」は逆張り

 話し始めると長くなるので結論だけを書いておくと、おやさまの仰る「高う買うて安う売る」は逆張りだ。つまり、下げているときに買って上げているときに売ることを基本方針としている。

逆張りは非常にリスクが高い。私の知る限り、トレーディングで稼ぐのならトレンドフォローが最も安全だ。が、逆張りをしようと決めたのなら、リスクを抑えていく必要がある。そのために基本的な方針として常に頭に入れていることがある。

まず、信用取引やレバレッジをかけた取引は必要な時以外はしない。例えば、売らなければならないときに、現物では取引が成立しないようなときに、信用で売るといった方法はあり得るが、保有していない銘柄を空売りするというような取引はすべきでないと考えている。

次に、できるだけ銘柄分散を心掛けている。業種や国を分散することでリスクはかなり抑えられる。日本国内への投資はコスト面で優れているが、国内だけではなく海外のできるだけ多くの地域に分散するように心がけている。

時間分散も大事だ。一度に買うのではなく、何度かに分けて買う。ドルコスト平均法は基本中の基本。

ほかにもいろいろと心掛けていることはあるが、この三つは投資を始めたときからずっと頭に入れている。おかげで相場が大きく変動するようなことがあっても大怪我にはならない。

これを実践するために便利なツールがETFだ。実際に分散をしようとしたとしても、個別銘柄で分散していくには資金がかなり必要となってくる。ひとまず東証に上場しているETFなら、数万円くらいから投資できるので便利だ。東証ETFだけで不十分なら米国ETF、あるいは投資信託を活用していくと良い。

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