AndroidとChromebookの組み合わせが最強

コンピュータは、生活になくてはならないものになってしまった。記憶力の悪い私は、スケジュールや連絡先、仕事に使うデータを、いつもコンピュータに記憶してもらっている。Windows98のころから、PalmOSを搭載した電子手帳とパソコンを同期させて、頭の悪い私の生活を、いつも助けてもらってた。

今も助けてもらっている。何が一番使いやすいのかといろいろ試しているうちに、パソコンが増えてきた。現在、私の目の前にあるのは、Windows10とChromebookのノートパソコンとDebianのデスクトップ、そしてAndroidのスマホだ。いろいろ試した結果、ChromebookとAndroidを普段の生活に使って、プログラミングなどの特殊な作業をするときにはWindows10を使っている。とにかく、Googleのサービスが便利だ。

スマホとしてAndroidを選んだのは、単に安いからだ。もともとMacユーザーだった私はiPhoneを使いたかったのだが、以前は価格が高すぎた。Windowsのスマホは、登場が少し遅かった。Androidを使う前はWindowsCEを日常的に使っていたから、もしも必要なタイミングでWindowsのスマホが登場していれば、そちらを買っていただろう。

Chromebookを買った理由も安かったからだ。プログラミングやデザインの仕事をしていた時はWindowsがメインだったのだが、ライターの仕事をするようになってからWindowsである必要はなくなった。日本語変換に不安があったのでChromebookが登場した当初は敬遠していたのだが、メインとして使っているWindowsが壊れたときに、とにかく安くてすぐに手に入るノートパソコンがないものかと探していたら、2万円ちょっとのChromebookを見つけて、これくらい安ければ試してみる価値はあるだろうと思って買うことにした。

ChromebookとAndroidの組み合わせは最強だと今のところは思っている。パソコンの設定をいじって高速化したり、自分好みにしたりするのは楽しい。しかし、それには時間もお金もかかるし、それで稼げるわけではない。コンピュータの専門家として生きていくのならそれくらいのことはしなければならないだろうが、私のような一般人にとって、コンピュータは道具でしかない。それなら使いやすい方が良いに決まっている。

気がついたことはスマホに何でもメモしておいて、Chromebookで整理する。昔みたいにデータの同期に時間はかからない。スマホのカメラで撮影すれば、すぐにChromebookで見ることができるし、Keepにメモしたときも自動的に同期してくれる。なんて便利なのだろう。しかも、データはすべてクラウドに上がっているから、スマホもパソコンも、買い替えたときに、データを移す必要がない。「バックアップはこまめにとりましょう」などというのは、すでに過去の話だろう。iPhoneユーザが機種を買い替えるときに、パソコンにバックアップをとらなければならないそうだが、この点はGoogleのほうが優れている。

不便なところと言えば、まだ対応しているプリンターを持っていないことくらいだ。プリントアウトする機会も以前に比べれば減ってきたので、それほど困らない。どうしてもプリントアウトしたいときには、PDFファイルにしてセブンイレブンのマルチコピー機でプリントアウトするか、あるいはWindowsで編集してWindowsマシンにつながったプリンターでプリントアウトすれば良い。もしも次にプリンターを買うことがあるのなら、Googleのクラウドプリントに対応したものを買えば良い。

WindowsにはブラウザとしてGoogleChromeを入れていて、Keepを介してテキストデータはやりとりできるし、Googleドライブがあれば、あらゆるファイルのやりとりができる。

仕事と言っても、月に何百万円、何千万円と稼ぎたいのならそれなりにパソコンへの投資は必要だろうし、面倒な設定や自分の使うソフトウェアの開発は必要だろうが、副業で月に数十万円くらい稼げれば良いというのなら、ChromebookとAndroidで十分だろう。

ちなみに、私の使っているスマホは、1万5千円くらいのSIMフリー端末で、Chromebookは2万円くらい。できるだけお金をかけずに、そこそこ実用的な環境が欲しい私のような人間には最適だ。最初に勤めた会社の社長が、「うちのシステムは全部で300万円だ。安いだろ!」って言ってた。もう20年くらい前のことだが。

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