おたすけじゃないよ。おたすかりだよ。

おたすけをしないと家の中に助けてもらわなきゃならない困ったことが起きるよ。おたすけじゃないよ。おたすかりだよ。
愛町分教会の関根豊松先生が仰ったそうだ。なんとなく脅迫のようなイメージを持つ人もいるようだが、そうではない。陽気ぐらし世界建設を急き込まれる親神様の温かい親心であるということを理解しなければならない。

親神様が人間をお創りくだされた目的は、今更言うまでもなく陽気ぐらしを見て共に楽しむことである。しかし、人間はその目的を知らず、悪い因縁を積んできた。それが元で、とても陽気とは言えないような生活を送っているものもいるのである。親神様はこのような人間を何とかして助けたいと、常にそうお考えになっているのである。

人間は陽気ぐらしをするために創られたのだから、悪い因縁さえ切ってしまえば自ずと陽気ぐらしができるのである。因縁を切る方法は二つあって、一つは因縁通りに苦しむこと、そしてもう一つはおたすけをすることであるとお教えいただく。

親神様は因縁を切ってやりたいと思し召されるわけだが、かわいい我が子である人間を苦しめたいとは思わない。何とかして苦しまずに因縁を切ってやりたいという思いから、おたすけをさせてやりたいと、こう思し召されるのである。

人間が自ら進んでおたすけをするのが理想的だ。しかし、それをしない人間もいるだろう。自分ではおたすけに取りかかれない人に対しても、親神様はおたすけをさせてやりたいと思し召される。そして、どうやってもおたすけせざるをえない状況を用意してくださるのである。その一つの方法が、家族に身上や事情を見せることである。家族なら生活をともにしているのだから、おたすけしないわけにはいかないだろう。

なんとありがたい親心だろうか。

ただ、人間としては、家族に困った人が現れるのは、あまり好ましいことではないと考えるのが普通だ。それなら、外に向かっておたすけをするべきだろう。

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