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10月, 2016の投稿を表示しています

所属教会と理の親という制度について

所属教会や理の親という制度には良い面もあれば悪い面もあり、悪い面が取り上げられることが多いように思う。例えば、やる気のない会長さんのいる教会に所属する信者が、所属を変更したいと言い出すことがあるそうだ。会長がはんこを押さなければできないわけだが、このような場合にはだいたいはんこを押してはくれない。それを不満に思う人も多いようだ。「神様が作った制度じゃない」とか、「こんな制度があると神様はきっと悲しんでいる」とか、そんなことをいう人も多い。 では、神様はどう思し召されるだろうか。もしもこの制度が間違っていて、それがあることによって世界だすけができなくなるのなら、そんな制度ができる前に潰されたはずだ。良い制度だとおっしゃるかどうかは分からないが、少なくとも許してはくださっているだろう。 この制度があるから世界だすけが遠のくという考え方は、おそらく人間思案だろう。人間の作った制度で神様の世界だすけを遠のけられると考えていること自体が高慢でしかない。 神様は世界中の人間を一日も早く助けてやりたいと思し召されるのだから、現在、この制度があるのならそれを利用して助けられるだろう。今のところ、所属教会という制度があるわけだが、ある人がその教会に所属している理由はというと、それがその人を助ける最善の方法だからだ。もしも他の教会に所属したほうが助かりやすいのなら、神様はそちらに所属させるはずだ。人間がどんな制度を考えたとしても、神様は最善の方法で全ての人を助けようとされる。 この世界は神様の世界であって、そして神様は必ず陽気ぐらし世界を実現される。そのために先回りのご守護をくださっている。もしも現状に不足をしているのなら、この当たり前のことがわかっていないとしか言えないわけで、つまり、まだ天理教を信仰していないとしか言えない。

辛い日は楽しみ

「辛い日は楽しみ」という言葉を師匠から教えていただいた。おさしづに載っているのだろうとは思っていたが、時間がなくてどこに載っているのか調べていなかった。いつか調べなきゃと思っていると、週報録の最初のページに掲載されていた。 さあ/\尋ねる処/\、内うちにはどうよこうよ日々経ち月々経ち、年限一つ修行、何も一つ/\辛い日を辛いと思わんよう。辛い日は楽しみ。辛い日辛いと思うから間違う。聞き分け。一日という。辛い中/\、辛い理より一つこうのうあろまい。しんどの中に実がある。楽の中に実が無い。この一つの理諭し置こう。

種は埋るもの

おさしづでは「種」を「埋る(おぼる)」という言葉がよく出てくる。「埋る」とは、埋めるという意味だ。植物の種を土の中に埋めておかなければ芽を出さない。土の中に埋めるというのは、つまり見えないところでしなければならないという意味だ。 人間は馬鹿な生き物だから、良いことをしても、それを誰かに認めてもらおうとする。誰かに認められて賞賛されたり、あるいはお礼を言われたりすると、良い気分になるものだ。苦労をして良いことをすることで、良い気分にしてもらい、それでプラスマイナスゼロになる。 人の前で良いことをするのは、ちょうどそれは石の上に種を蒔いているようなものだと教えていただく。石の上に種をまけば、他の人が見ることはできるだろうが、その種が芽を吹くことはないだろう。せっかく種を蒔くのなら、芽が出て欲しいと考えるのが普通で、それなら土の中に蒔かなければならない。 しかしながら、人間は人前で良いことをして、悪いことは陰でしてしまう。良い芽は出ず、悪い芽ばかりが出て、気がつけば大きく育ってしまうものだ。 陰の徳を積むというのは、お道の人間にとっては当たり前のことで今更言うまでもないことなのだが、それとともに陰で悪い種を蒔かぬよう、注意していきたい。

おたすけじゃないよ。おたすかりだよ。

おたすけをしないと家の中に助けてもらわなきゃならない困ったことが起きるよ。おたすけじゃないよ。おたすかりだよ。 愛町分教会の関根豊松先生が仰ったそうだ。なんとなく脅迫のようなイメージを持つ人もいるようだが、そうではない。陽気ぐらし世界建設を急き込まれる親神様の温かい親心であるということを理解しなければならない。 親神様が人間をお創りくだされた目的は、今更言うまでもなく陽気ぐらしを見て共に楽しむことである。しかし、人間はその目的を知らず、悪い因縁を積んできた。それが元で、とても陽気とは言えないような生活を送っているものもいるのである。親神様はこのような人間を何とかして助けたいと、常にそうお考えになっているのである。 人間は陽気ぐらしをするために創られたのだから、悪い因縁さえ切ってしまえば自ずと陽気ぐらしができるのである。因縁を切る方法は二つあって、一つは因縁通りに苦しむこと、そしてもう一つはおたすけをすることであるとお教えいただく。 親神様は因縁を切ってやりたいと思し召されるわけだが、かわいい我が子である人間を苦しめたいとは思わない。何とかして苦しまずに因縁を切ってやりたいという思いから、おたすけをさせてやりたいと、こう思し召されるのである。 人間が自ら進んでおたすけをするのが理想的だ。しかし、それをしない人間もいるだろう。自分ではおたすけに取りかかれない人に対しても、親神様はおたすけをさせてやりたいと思し召される。そして、どうやってもおたすけせざるをえない状況を用意してくださるのである。その一つの方法が、家族に身上や事情を見せることである。家族なら生活をともにしているのだから、おたすけしないわけにはいかないだろう。 なんとありがたい親心だろうか。 ただ、人間としては、家族に困った人が現れるのは、あまり好ましいことではないと考えるのが普通だ。それなら、外に向かっておたすけをするべきだろう。

神様のお手入れ

神様は陽気ぐらし世界を実現するために多くの人を必要としている。そのために必要なのが「ようぼく」である。このようぼくは親神様がお引き寄せくださり、お育て下さるのである。これが「ていり」である。「ていり」とは、今の日本語で言えば「手入れ」であると考えられる。 神様は多くのようぼくを必要とされていて、そのようぼくは神様が手入れしてくださるのである。木に例えて教えてくだされているのであるから、木が育つイメージを持っておく必要はあるだろう。 植栽された苗木は水や光、その他の栄養によって育って大きくなる。これを材木として使うためには枝打ちなどの手入れを行わなければならない。枝打ちの目的はいくつかある。 木が育つにつれて林の中は暗くなる。そして下の方にある日の当たらない枝はやがて枯れる。この枝が残っていると、そこから害虫が入ることもあるし、また枯れずに大きく育つと、木材にした時に節として残ってしまう。不要な枝を早めに落としてしまうことで、将来は良い材木として使うことができる。 おふでさきに いかなきもをふくよせてハあるけれど いがみかゞみハこれわかなハん  (三号五十) とある。神様から見た手入れというのは、立派に育つためには必要なものである。が、木の気持ちになってみるとどうだろうか。暑い夏に光を浴びて、そして冬には寒さに耐えて伸ばした枝を落とされてしまうのである。喜べることではないだろう。 にち/\によふほくにてわていりする どこがあしきとさらにをもうな   (三号百三十一) と仰せられる。神様が人間を手入れされるときも同じで、おそらく人間にとっては嫌なことであったり、辛く悲しいことであったりするのだろう。しかし、「どこが悪しきとさらに思うな」と仰るように、どこかが悪かったのではなく、それは将来のための手入れなのである。手入れがなければ嫌な思いやつらい思いをしなくて済むのだろうが、それを経てはじめてようぼくとなれるのである。もしも手入れがなかったらどうなるのだろうか。 をなじきもたん/\ていりするもあり そのまゝこかすきいもあるなり  (三号百三十二) 同じような木であっても、手入れするものと、そのまま「こかす」ものとがある。「こかす」とは「切り倒す」、「伐採する」という意味である。つまり、手入れするものと、切り倒されるものとがあると、こう...

古い輪転機で使える写真の加工

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においがけ用のパンフレットや行事の案内パンフレットを作成するときに、白黒で作成して輪転機で印刷すれば安く済む。LANでパソコンと繋げられる輪転機なら、グレースケールもきれいに印刷できるから良いのだが、そうではなくて、古い輪転機しか使えない時には、白黒の画像を用意する必要がある。このときに、エッジ処理すると、大したことのない写真が、そこそこ美しくなる。 ちなみに私は低スペックのChromebookを使っているので、オンラインのサービスがないものかと思って探してみると、ちょうどよいものがあった。 http://www.photo-kako.com/edge.cgi 例えば、下の画像を使うとしよう。 これをエッジ処理すると、 こんなふうにできる。なんだか美しい絵に見える。その方法だが、上記のページでいくつか設定しなければならない。まず、画像を指定しなければならないのだが、パソコンに保存してある画像ファイルを加工したいのなら、「Choose file」をクリックして画像をアップロードする。どこかのウェブサイトにある画像をそのまま使うのなら、その下にある「http://〜」というところに画像のURLを貼る。 次に、少し下の方にある「基本編集」というところの、「彩度」を「0%」に設定する。これでカラーではなくなる。そして「コントラスト」を「100%」に設定する。これでグレーがなくなり、白と黒だけに設定できる。あと、サイズを変更したければ「基本設定」の「横サイズ」のところを適当にイジれば良い。 これだけ設定して「設定・変換」にある「変換」のボタンを押せば右に表示される。 ああ、便利だ。