MSCIオールカントリーインデックスかFTSEグローバルキャップインデックスか

 全世界に分散投資のできるインデックスファンドは、それぞれインデックスを採用しているわけだが、そのインデックスとしてMSCIオールカントリーインデックスを採用したものが良いのか、FTSEグローバルキャップインデックスを採用したものが良いのか、どちらが良いかと、ネットのいろいろなところに書かれている。

比較することでそれぞれの特徴がよく分かるだろうから議論してみるのは良いとは思うが、比較した上でどちらか一方だけを買わなければならないと決める必要はない。

購入単位が数百万円とか数千万円とか、金額が大きすぎると、どちらか一方に決めなければならないかもしれないが、千円くらいでも買える時代なのだから、両方買えば良い。

両方買うメリットはいくつかある。

まず、運用会社を分散できる。運用会社に何か問題があって被害を被る可能性がないわけではない。例えば運用会社が破綻した場合はどうだろうか?資産は守られる制度になってはいるが、色々面倒くさそうだ。そこまで行かなくても、運用会社のちょっとしたヘマに巻き込まれて、売りたい時に売れないかもしれないことがあるかも、などと考えると、分散しておくメリットはそこそこある。

どちらの指数も全世界に分散するわけだから、組み入れられている銘柄の共通部分は大きく、値動きも大して変わらないが、全く同じではない。MSCIには採用されているが、FTSEには採用されていない国や銘柄はある。ごく僅かだが、分散効果はないわけではない。

両方買うデメリットはというと、管理が面倒くさくなるということくらいか。

NISAの成長投資枠はすべて使い切ったので、積立投資枠で両方買ってみることにしようかと。相場は下げてきているから、タイミングとしてはちょうど良い。

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